伝説の学校
学校なのに、先生と呼ばれている人がいない。
誰が、生徒で先生なのか区別もつかない。
机に向かって、先生の話を聞き、正解を覚えるスタイルでもない。
話を聞く人、なにやら考えている人、
グループで対話 したり体を動かしている人もいる。
みんな楽しんでいる様子 今までの学校とは、まったく違う
そこは、心と体をリフレッシュする リゾートホテルのような感じさえする。
入口前には、名前の刻まれたモニュメントがある。
この学校設立に応援されたオーナーさん達らしい。
校舎につながる廊下には、手形のプレートが敷き詰められ
利用者各人の感動メッセージが書かれている。
売店に行くと、このプレートのメッセージが一冊の本に なっていた。
この本のタイトル「自分を信じることから全てははじまる」
感動するメッセージが詰まった本は、
親の虐待など親がいない 施設にいる子供たちに無料で配布されているらしい。
学校の中を覗いてみると そこは、壁という仕切りもなく、
オープンスペースになっている。
机の配置もさまざまで、丸くなっていたり、コの字型になったり
と思い思いのスタイルで学びあってる。
今まで見てきた授業スタイルとはまったく違う。
先生の話を一方向で講義するスタイルとは違う。
聞く>>聞く>>聞く>>帰るという学びとは違う。
双方向の創発のスタイル
聞く>>考える>>対話>>気づき の講義スタイルだった。
異なる考えや価値観の違う人が、 自分と他者の違いを楽しんでいる。
正解という答えを単に記憶するだけではなく 正解を探求する場だと実感した。
会話というより対話だ。
ひとりで頑張るのもいいけど 人と人が共に自然と自己成長しあう姿に
驚いた。
まだまだ、伝説の学校には驚きがあった。
一つは、気づきを得る仕組みがあること
二つは、他者から教わったことを、自分の力で習得する能力
が育つ土壌があった。
三つは、 まだまだ夢はつづく・・・・・・伝次朗